掲載日 2019/09/19
全国の10~60代の男女を対象にカードローン・キャッシングサービスの利用状況について調査を行ったところ、「就職1年以内経験者」の「1年以内にカードローン・キャッシングサービスでお金を借りたことがある」割合が14.3%と最も利用率が高く、次いで、「住宅購入1年以内経験者」10.6%、「結婚1年以内経験者」が10.4%という結果となりました。カードローン・キャッシングサービスの利用状況は就職、住宅購入、結婚等のライフイベントを直近で経験した人の割合が高いということがわかりました。
・カードローンの利用経験タイミングは就職、住宅購入、結婚等のライフイベント経験後
・カードローン利用者のうち、満足度が高い人は就職、住宅購入経験者
・住宅購入者は家計の補てんに、結婚経験者は自己投資にカードローンを利用
全国の10~60代の男女を対象にカードローン・キャッシングサービスでお金を借りた経験について調査し、その結果を直近のライフイベントの経験ごとに分析を行いました。
「1年以内にカードローン・キャッシングサービスでお金を借りたことがある」人は全体値では5.8%ですが、直近のライフイベントの経験によって利用率が変わることがわかりました。
具体的には、「就職1年以内経験者」の、「1年以内にカードローン・キャッシングサービスでお金を借りたことがある」割合が14.3%と最も利用率が高く、次いで、「住宅購入1年以内経験者」が10.6%、「結婚1年以内経験者」が10.4%の順という結果でした。カードローン・キャッシングサービスの利用状況は就職、住宅購入、結婚等の直近のライフイベント経験有無によって変動することがわかりました。
就職、住宅購入、結婚等のライフイベントでは、実施費用や引越費用、毎月の支払い等が増えるなど、経済状況に余裕がなくなる人も多く、その中で急な出費(結婚式への招待や医療費)が発生した際にカードローン・キャッシングサービスは利用されているケースが多いと考えられます。
また自由回答としては「急な冠婚葬祭で、自分の貯蓄がすぐに手をつけられない時に使用する」「住宅ローン返済が出来なくなったので、住宅を売却できるまでのお金として借りた」「引越費用の捻出」「自動車購入」などの回答がありました。
カードローン・キャッシングサービス利用者のうち、「満足している」と回答した人の経験しているライフイベントは、「就職1年以内経験者」43.4%、「住宅購入1年以内経験者」37.8%。
※「満足している」回答者 全体値30.7%
自由回答としては「低金利で使い勝手も良いから」「手続きが簡単」などが満足の理由として回答がありました。
一方で「申請して直ぐに振り込まれるのは、急な物入りの時に便利ですが、つい借りすぎてしまいがち。また、金利が思ったより低くも無いので 金利に関してはあまり満足していません」と利用しすぎてしまう可能性について心配をしている自由回答もありました。
カードローン・キャッシングサービスの利用者に対して利用目的を調査したところ、カードローン・キャッシングサービスを利用した目的は「生活費として」が41.8%、「交遊費として」が24.8%、「急にお金が必要になったため」が20.6%という結果でした。(全体値順)
直近経験したライフイベントごとに分析を行うと、「住宅購入1年以内経験者」の、「生活費として」カードローン・キャッシングサービスを利用している割合が50.9%と高い傾向となりました。
また、「住宅購入1年以内経験者」は「一時的な資金として」が21.1%、「住宅ローン等の返済負担を減らすため」が15.8%と高く、住宅ローンなど固定的な支払いがある中で、急な出費が発生した際にカードローン・キャッシングサービスでお金を借りているケースが多いと考えられます。
※全体値 「一時的な資金として」10.7%、「住宅ローン等の返済負担を減らすため」2.9%
「結婚1年以内経験者」は、「自己啓発やステップアップのため」が12.3%、「学費、教育費を補うため」が19.3%と他グループよりも特徴的で、前向きな自己投資のためにお金を借り入れているという趣旨の回答が多くみられました。
【調査主体】リクルートライフスタイル
【調査方法】インターネットリサーチ
【調査対象】10代~60代の男女
【調査期間】2019年6月24日(月)~6月28日(金)
【有効回答数】10,036件